[目] マメボヤ目
[科] ユウレイボヤ科
[属] ムネボヤ属
[学名] Rhopalaea sp.
[標準和名]-
【愛称】-
【推奨呼称】 スカシボヤ (透化海鞘)
[性質] 単体?このホヤはたいていの場合1個体のみで見られることが多く、群落形成しているのを見たことがありません。
ということで単体性なのでしょうか?
他のムネボヤ属のホヤは群体性が多いので、実は群落形成するタイプかもしれません。
慶良間諸島や沖縄本島周辺では一般的に見られるホヤですが、実は学名が分かりません。
というわけで、本当にムネボヤ属なのかも分からない状態ですが、ネット上ではムネボヤの仲間としているものが国内外を含めて多いので、このサイトでもムネボヤ属として分類しておきます。
本当のところは分かりません。
透明のボディがとても綺麗で、入水管と出水管の周りに黄色の斑点があります。
入水管周囲のリングは赤色が多いのですが、黒かったり、濃いグレーだったり、また白っぽかったりと様々です。
初めの頃は別種と思っていましたが、最近では個体差の範疇と考えています。
小さい頃はずんぐりとした形状ですが、成長するに従って細長い形状になります。
ツツボヤ的な形状からユウレイボヤ的な形状へと変化していきます。
周辺に出芽を伴っている個体は見たことがありません。
水深は比較的浅い場所が多く、10m以内が主だと思います。
流れについては穏やかな場所が多く、澱みがある場所にも住んでいます。
逆に、流れの強い場所ではあまり見られない印象です。
慣れないうちは発見しづらいのですが、とても綺麗なホヤで多様性がありますので、是非観察してみてください。


